今年2本目
『比較民俗学会報』171号に、「ウケヒと『競争的単性生殖』の神話」という論文を発表した。今年2本目の論文だ。
『古事記』『日本書紀』には、
「アマテラスとスサノヲの姉弟が、『ウケヒ』という呪術でそれぞれ子をつくり、その結果で優劣を決める」
という、よくわからない場面がある。そのウケヒ神話を、国外のいろんな神話(特に「ヤズディ教神話」)と比較したものだ。ちなみにヤズディ教とは、クルド民族の一部が信仰するもので、知る人ぞ知る秘教である*1。
マラク=ターウース*2
※ヤズディ教で特に信仰される大天使。『孔雀王』という漫画にも、「メレクタウス」という名で出てくるんだったか?
そのうちまた、PDF化して公表すると思う。